『バカでも経営できる企業を探しなさい』~ウォーレン・バフェット~
ウォーレン・バフェット氏の名言に、こんなものがあります。
これって要は、
経営者が何もしなくても
自動的に儲かる仕組みを持っている企業を探しなさい
ということだと思います。
言い換えれば、
『企業は、経営者ではなく、儲かる仕組みで選びなさい。
優秀な経営者は、いつかいなくなってしまうが、
仕組みは、あえて止めない限り、まわり続ける。』
といったところでしょうか。
つまり、
『バカでも経営できる企業』=『自動的に儲かる仕組みを持っている企業』
と言えるわけです。
そして、『儲かる仕組み』、それはすなわち、
消費者がお金を払うことを厭わない仕組み
です。
例えば、バフェットさんのお気に入りの会社の一つが、コカ・コーラです。
新製品が次々と出ては、次々と消えていく清涼飲料水業界において、
コカ・コーラは、その製品自体、何も変わらずとも、ずーっと売れ続けています。
来年も、コーラは今のコーラのまま、売れ続けるでしょう。
10年後も、コーラは今のコーラのまま、売れ続けるでしょう。
それは、どんな人も、子供の時から
- まわりの大人・友だち、み~んなコーラを飲んでいる
- コーラを飲むといかにもスカッとしそうなテレビCMを常々見せつけられる
- もちろん、自分自身も今まで飲んでおいしかった
- どこにいても、ちょっとコンビニや自販機を探せば必ず手に入る
といった、ある種、洗脳にも近い形でコーラを買うことを「あたりまえ」にする
社会的な仕組みが整っているからです。
もちろん、コカ・コーラ社側のビジネス面の仕組み
受注⇒生産⇒配送⇒販売
も「仕組み」ですが、それよりもこの社会的な仕組み
コーラを買って飲むのはごく当たり前の行為、という、一種の社会的洗脳
の方が、売れる仕組みとしては本質的ではないかと、私は思います。
そして、このことは、不動産賃貸業にも当てはまるなぁと思っています。
(決して、大家さんがバカだ、ということではないですよ、念のため(^ ^); )
コカ・コーラと対比させると、
ビジネス面の仕組み
賃貸管理会社に宣伝・入居付してもらって、
あとは毎月の家賃の取りまとめをしてもらって自分の口座に入金してもらう
がありますが、その一方で、社会的な仕組み(というか、社会通念?)
生活する以上、家賃は払って当たり前
があることが、コカ・コーラと同様に、不動産賃貸が堅いビジネスである
所以だと思います。
そして、不動産投資家は、
既に出来上がっている社会的な仕組みはそのまま使わせてもらって、
あとはビジネス面の仕組みを組み立てるだけ、ということになります。
それが、
- いい管理会社を見つける
とか、
- いい物件を探す
とか、そういうことです。
この仕組みができてしまえば、不動産賃貸も経営者は何もしなくてもよい、
ほったらかしておけるビジネスになり得ます。
『バカでも経営できるビジネス』
といえるのでしょう。
(繰り返しますが、決して、大家さんがバカだ、ということではないですよ、念のため(^ ^); )
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ちなみに、私はコーラは飲みません。
コーラを煮詰めた結果↓↓↓